« GIMPで加工してみた-ガンダムの撮り方(3)-TZ5 | トップページ | ガンダムの撮り方(4) »

エイリアン4

先日に引き続き、エイリアン。
今度は、4ですが。

AVPが出るまでは、シリーズ最終作だったはず。
まあ、AVPがいわゆるエイリアンシリーズかどうかは、議論の余地があるかも知れませんが。
ギーガーデザインベースのエイリアンを使用しているという点では、エイリアンシリーズと言えるかも知れません。
ギーガーズエイリアンも懐かしいなぁ。初めて見た時は、結構感動したもんですが。

で、肝心の映画の方ですが。
3が地味で暗い展開してたのに比較すれば、4は2の味わいを持っているかも知れません。
雰囲気的には、1と2の中間的な感じでしょうか。
規模的に2ほど派手じゃないし、1ほど暗い画面でもないし。

映像的には、一部CGなんかも使われているように思いますが、まあ、ほとんどは昔ながらの映像だと思います。
宇宙船とか、ミニチュアと合成だと思うんですが。非常にSFチックで良い感じですね。
CGとかでも十分に用は足りそうな気がするので、今時の映画だとCGなんでしょうけど。
AVPだとCGだったかも。ちと詳細は忘れました。>AVP

全体に説明もいらないし、映像的にも綺麗にまとまっています。
エイリアンの造形も、今回は1、2に並ぶ造形ではないかと思いますし、何より泳ぐエイリアンが良かった。
水中活動も効果的にこなせる身体能力というのは、想像は出来ていましたが、映像でそれを見せられると、さらに納得です。迫力ある映像、綺麗に動くしっぽ。いや、今回のエイリアン4で一番見応えのあるシーンではないでしょうか。(笑)
ま、他にも名シーンとなりそうな場所はいくつかありますが、この水中シーンがイチオシですね。

設定とストーリーに関しては、若干不満もありますが。
そもそもクローンリプリーですが、どうしてクローンなのに、寄生しているエイリアンクィーンが取り出せてしまうのか?という疑問が。
そもそも、寄生したときに、宿主の遺伝子にも変更を加えてしまう、という設定なのかも知れませんが、これまで語られたこともなく、また、そんな必要がどこにあるのか、という疑問があります。
寄生してから、数時間で成体になるエイリアンが、宿主の遺伝子に影響を与えるような必要はまるでないと思うんですが。
クィーンの場合は違う、てな設定なのかも知れませんけど。
例えば。
寄生してから、1年ほど成体になるまでかかる、という設定があり、エイリアンは宿主の身体に対して、免疫から身を守るために、遺伝子にもなんらかの操作をじわじわと行っている、とか、自身の身体を構築するために、宿主の身体から栄養だけでなく、肉体的に繋がって器官の一部として形成されてるとか、そんな設定があるんなら、解らないでもないんですが、今までそんな話出てないし。
やるんなら2でやれよ、てな設定話ですけどね。
クローン技術で、クィーンが復活出来るなら、妊娠中の女性の遺伝子を保管しておけば、胎児の復活が可能、ってな設定ってことですよね。
ま、そういう設定というか技術なのかも知れませんが、胎児の遺伝子が母親の血液中に保持されているとは思えないし、ムリがあるんじゃないのかなぁ。

で、そこに引き摺られる形で、リプリーの形質も変化しています。
強酸性の血液を身体に持ち、力も従来のリプリーより遙かに力持ち。
これで、劇中、働きエイリアンと素手で格闘とかしてくれれば、冗談として笑えもしたんですが、まあ、伏線としてしか用いられていないし。
エイリアンの形質を取り込んでしまったがために、リプリーの形質も変わってしまった、ことがストーリー全体に影響を与えてもいるんですが、ちと解りづらいものになっています。
まあ、そういうもんだな、と気にしないで見ることも出来ますけどね。

あとはウィノナ・ライダーか。
リプリーを殺すために、悪党の船に乗って、リプリーの居る船までやって来るんですが。
もう少し、その背景を語ってくれてもよいかな、と思います。
ここで、会社からの指示が生きていて、とか、エイリアン3からの時間経過を感じさせるシーンと説明が盛り込まれていれば、彼女の哀しさがもう少し生きたんじゃないかと思うんですが。
まあ、なんか取って付けたような配役になってしまっているので。
物語上、かなり重要な役割を果たしているので、そこに来た理由を、もっと丁寧に映画の中で説明しても良かったんじゃないか、と思いますけど。
まあ、冗長になり過ぎるのを嫌ったのであれば、理解できなくもないんですが、非常に取って付けたような印象になっているので、せめてもう少し、と思います。

あと、ワタクシ的に、如何なものか、のクィーンの進化。
なんじゃそら、と思いましたが。
監督や脚本のひともそう思ったんですかね。
長々と説明が入ります。
そもそも、この設定がいらんだろ、と思ったんですが、何をしたかったんでしょうか。
エイリアンという生き物の設定や、形質について語りたかったんでしょうか?
謎だ。
最終的に生まれたエイリアンも、なんかデザイン的に如何なものか、ってデザインになってるし。
あの形態で生まれたエイリアンが、よりヒトに近い形になることに、生物としての進化が現される、てな話なんでしょうか?
納得行かないなぁ。ヘンでしょ、それは。
過酷な宇宙空間でも生存可能な、液体窒素にさらされても凍りもしない、そういう皮膚を持った生物が、なんで人間と同様の形質を持つ必要があるのよ。
劣勢遺伝を取り込んだ落ちこぼれの種?てな話なら解らないでもないけど。
知性を持つことが進化という設定なのかも知れないけど、劇中でエイリアンの知性に関しては触れられていて、学習能力の高さに博士が感心するシーンがあるけど、そういうことでしょ。
生き残るために、学習するスピードが桁違い、ってことだけで十分なんじゃないのかな。
愛情とか、そういうのを感じるようになったから、なんかいいことあるか、ってぇとないような気がするんですよ、エイリアンという種にとって。
ヒトは生き残るために、知恵を磨いてきましたが、それは弱いからであって、肉体的に強固であれば、そんな必要はないんだと思うんですよね。
で、そこをテーマに恐怖映画にしたのがエイリアンだと思うんですが、今回のラストは、それをぶち壊す設定のような気がします。
まあ、監督には監督の思いがあったんでしょうけど。
あのまま何も工夫しないでやったら2のラストと同じになるもんね。
同時に、あのラストシーンで、リプリーの形質の変化とココロの変化を現しているんだとは思うんですが。
ま、ワタクシ的には如何なものか、のラストシーンでした。

とはいえ。

全体に映像は迫力ある仕上がりになってますし、3と比較して説明不足もなく、1本の映画としては良作ではないか、と思います。
エイリアンシリーズの続編と捉えるよりも、番外編として捉えて、後日談的に見るのがよいような気がするので、これだけで独立した映画として見た方が楽しめるかも知れません。

まあ、不満が出るのは、そこそこ面白かったから、ってことですからね。
気に入らなかった、全然面白くなかったものには、細かい設定には文句つけませんから。(笑)
#文句つけるなら、もっと全体的なところですかね。

|

« GIMPで加工してみた-ガンダムの撮り方(3)-TZ5 | トップページ | ガンダムの撮り方(4) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/500703/41656835

この記事へのトラックバック一覧です: エイリアン4:

« GIMPで加工してみた-ガンダムの撮り方(3)-TZ5 | トップページ | ガンダムの撮り方(4) »