Cairo-Dockにシェルスクリプトのランチャを作成する
先日、Cairo-Dockにシェルスクリプトのランチャが登録できない、と嘆いておりましたが。
考えてみれば、普通にGNOMEパネルからは起動できるわけで。
ということで、一度GNOMEパネル側に登録して、その後Cairo-DockにD&Dする、という方法で解決しました。
他にも解決方法はありそうなんですが、少なくとも画面上の設定をいくら弄くっても解消しなかったので、画面上で行えない.desktopファイルになんか秘密があるような気もします。
追い込んでないんですが。(笑)
ネットで情報探しましたが、特にそれらしい情報は見あたらなかったので、困ってたのは世界中でワタクシだけだったのかも知れません。(爆)
ちなみに。
何をしたかったかというと。
ATOK X3がUbuntu起動時に起動失敗することがあり。
まあ、そんなこともあるさ、と普通にatokx3start.shをキックしてあげれば普通に使えるようになるんですが、そのシェルスクリプトをいちいち端末開いて入力するが面倒だった、というだけなんですけどね。
ま、ほんとそれだけ。(笑)
それ以外では、シェルキックする必要があるような組み合わせ操作もないし、仮にあったとしてパラメータが必要なものばっかりなんで、ランチャ登録には向かないと思うし。
Zenityとか使えば、GUIを備えたシェルスクリプトも書けないこともないけど、まあ、それはそれで。
とはいえ。
こういう単機能なファイルの実行というのこそ、本来ランチャに向いた仕事ではないか、とは思うんですよ。
実際、PCを使う場合、遙か昔と違って、アプリケーション型のアプローチじゃなくなってると思うんですね。
遙か昔、Windowsがまだ3.1のころ、あるいは、DOSの頃ってのは、まず「アプリケーションを起動する」わけです。その後、アプリケーションにデータを読み込んで、ユーザーは作業を行う。
今は、データ型のアプローチになります。
ユーザーは「データを開いて」、それに対応するアプリケーションを「OSが起動して」ユーザーが作業を行うようになったんですよね。
なので、ファイルを登録して使うようなランチャというのは、いちいち作業するファイルを切り替える手間があったりしてあんまり便利じゃないと思うんですよ。
ワタクシは、あまりやらないので、ワタクシの常識の範囲内の話になりますが、あんまりランチャにデータファイルを登録しませんよね?
せいぜいデータファイルがあるフォルダを開くくらいまで、じゃないんでしょうか。
まあ、ブラウザとか、ランチャに登録しているアプリケーションがいくつかありますが、これも本来のアプローチで行くなら、お気に入りのURLが登録されているフォルダを開いて、「URLを開く」とブラウザが起動する、のが正しいんじゃないかと思います。
じゃあファイルの新規作成は?って話になりそうですが、そのために、Nautilusとかエクスプローラーには新規作成のメニューがあるわけで。
作成したいデータのひな形をあらかじめ登録して置いて、それを開く、という作業の流れになるわけです。
とまあ、そんなわけで、ランチャにATOK起動のシェルを登録するのは、ごく自然なことだと思うんですが。
カンタンにその手のことが出来ないのは如何なものか、と思った次第です。(笑)
今後改善されるんでしょうかねぇ。
それとも。
そもそもシェルスクリプトを使って起動するような、そんなものが必要ない時代になっていくんでしょうかね。
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コメント
gnome-doとdeskbar-appletを試してみて下さい。
私も今試用しているんですが、これはすごい可能性を秘めたアプリだと思いますよ。
あとは最近発表されたfirefoxのUbiquityも同じ方向性をもったアプリです。
投稿: yama | 2008年8月30日 (土) 14時41分
yamaさん、コメントありがとうございます。
gnome-doはワタクシも試用したことがあり、確かに便利かな、と思ったんですが今ひとつぴんと来ない部分があり、日常的に使うのはやめてしまった覚えがあります。
単なるランチャではない点が、yamaさんが気に入られてる点かと思いますが、ワタクシがぴんと来なかった点もそれで、単にコマンドを起動したいだけなのに、Googleで検索されてしまったり、と慣れないと使いにくいのかも知れないなぁ、などと思いました。
Ubiquityは、寡聞にして知らなかったので、少し調べてみましたが、こちらも普及すれば便利なんだと思います。
ただ、UIは今後考えられていくのではないかな、と思います。
コマンド形式と、マウスオペレーションの親和性はあまり高くないので、カンタンに使える、というテーマで考えると今のUIでは一般人には受け入れづらいのではないか、と。
ただ。
それはそれとして。
作業や、操作のアプローチとして、アプリケーション型でも、データ型でもなく、やりたいこと、知りたいことからアプローチというのは新しい切り口ではないか、と思うので、そういう方向性は、これらのアプリケーションが新たに切り開いていくのかな、という点で興味はないでもないですね。
面白いアプリケーションの方向性だとは思います。
ちと本腰入れて試してみるかな。(^^;
投稿: かおりん | 2008年8月30日 (土) 15時18分