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「初心者です」は免罪符?

ま、実際には、誰もそんなことは意識してないんだと思いますが。

大抵の質問サイトで、一行目に来るのが、「〜の初心者です」。
こう書かれることで、ある程度質問のレベルが想定できたりするので、読む方にとっても親切な一文かも知れないし、書く方も、まずは自分の知識レベルはそんなもんです、というのを明示することで、安心感があるのかも知れませんが。

まあ、これ、読む人に対しては、ある意味心構えを要求するので、アリな文言かも知れないなぁ、と。

で、初心者ってなんだ?とも同時に思うわけです。
PC初心者。
#ま、ワタクシ的に解りやすいのでPCってことにさせてください。
いるでしょうね。いますよ、そりゃ。
PC買ってきて初日は誰だって初心者です。
中身がどうなってるかも解らないし、そもそもPCの箱のスイッチの意味、コネクタの使い方、例えば、一通り付属品は接続してみたけど、あちこちに穴が開いている。これ塞がなくていいのか?みたいな状態。
マニュアルを見て、ようやくそれがUSBという機器を差し込むための穴であり、通常使用時でも、オプションを追加できるように、最初から何個かは空いてるってことを知ったりするわけです。
#知ったりしないかも知れませんが。

Windows初心者。ま、多いでしょうね、これも。
PC買ってきてインストール手順踏んで、完了して使い始めただけなら、誰だってWindows初心者でしょう。
そもそもワープロがしたくて買ったはいいんだけど、はて、これからどうすれば?なんて状態のユーザーはいますよ。いなはずがない。

じゃあ、脱初心者っていつ?
スポーツなんかだと解りやすいかも知れません。
練習して、一通りの技術身につけて、例えば大会出場がその目標にあって、大会に出たりすれば、もう初心者じゃないですよね。
レベルは低いかも知れません。一回戦敗退かも知れませんけど、少なくともその大会に出られるくらいの競技への知識と、ルールと作法を身につけているわけです。
まあ、最初の大会では、なかなかその辺が身についてなくて、大会の手引きと首っ引きでタイムスケジュールを追いかけながら、ドキドキしてフィールドに立つかも知れませんが、大会が終わってしまえば、脱初心者と言っていいんだと思います。

では、PCでは?
大会ないしねぇ。(笑)
質問の場所って、まあ、あんまし上級者対象にしている質問掲示版とかないと思うんですね。
まあ、あるかも知れませんが、そういうのは、最初から初心者お断りな雰囲気が漂っているものだし。
大抵の質問掲示版は初心者対象なのかな、と。
まあ、そういう意味では、初心者掲示版への投稿が、スポーツでいうところの大会に当たるのかも知れません。
最初の投稿は、ルールも解らず、回答するひとから、叱られながら、なんとか自分の手持ちの情報を提示して、どうにかこうにか回答貰って、問題を解決する。
まあ、投稿する時はドキドキするでしょうし、果たしてこの文面で質問の意図、自分の困り具合が伝わるだろうか、とか、色々考えるかも知れません。
なにしろ、ネットの掲示板です。世界中の人が見てしまう可能性がある、公の掲示板ですよ。
#某フォーラムとか。
ある意味、世界大会と言ってもいいのかも知れません。(笑)
なので、最初の投稿の時には、「初心者です」はアリなんだろうな、と思います。
掲示板初心者、って意味もあるでしょうし、本当に知識レベルが初心者です、なのかも知れませんし。いろんな意味での初心者ということを、その言葉には含めたいんだと思うんですよね。
ま、これ投稿する側の心理としては、当然の働きかな、と。
でも、その際、免罪符としての「初心者」って意識も働いてるんだと思うんですよ。

初めてなんだから、失敗するのは仕方ないでしょ、と。

いや、事実ですよ。誰だって、初めてやることを上手くできるひとは多くないはずです。
まあ、類似経験があれば別ですが、そもそも投稿その物が初めてなんてひともいると思いますし。

でも、そう思うのは、実は本人じゃダメなんですよ。
初心者本人が、最初から「初めてだから失敗するのは仕方ないでしょ」と思っていてはいけないんです。
初心者だからこそ、「失敗しないように下調べとか下準備をして臨む」べきなんですよね。
例えば、スポーツの大会で、初心者だからといって、ルールを無視したり、タイムスケジュールを守らなかったりしたら、大会運営そのものに支障が出ます。
もちろん、大会運営側が妥協して、ちょっとは大目に見る、なんてこともあるかも知れませんが、妥協するのは「大会運営側」であって、「初心者」ではないんです。
つまり、「初心者」ってのは、実は免罪符にはならないんですよ。実際のところは。
初心者マークと同じことで、「こいつは初心者だから、近寄ったら事故に巻き込まれるかも知れない」ってことで、初心者を喧伝するのは、実は、上級者からは避けられている可能性もあるんですね。
何より、日本人は恥を知る文化を持つ国民のはずなので、「初心者」であることを免罪符にするべきではなく、むしろ恥として認識すべきなのです。
どの世界でも、初心者であることは、免罪符っぽい扱いですが、それを真剣にやってるひとたちからすれば、初心者なんて、煙たい存在でしかなくて、むしろなんかを推し進めるにあたり、邪魔な存在でしかないんですよね。
むしろ、大会に初心者カテゴリがあるのは、初心者を一括りにしてしまって、他の上級者の競技に支障が出ないようにするため、だったりします。
なので、他の上級者が「初心者だから仕方ない」って判断するのは仕方ないとしても、初心者自身が「初心者だから」ということを免罪符として、物事に臨むのは、全然望ましくないんだと思います。

ただね、PCの世界だと、何年経っても「初心者」なひとがいるのも事実です。
また、脱初心者ってどこ?って話もあります。
線引きが非常に難しい。
技術は5分後には進化していますし、そのための情報を追いつづけるのは、普通のひとには大変だし。

まあ、ね。フォーラムとかで質問する場合って、大抵は、これ以上自分では調べられないので、すがるような思いで質問するんでしょうし、その際、自分は初心者なんで、調べ切れませんでした、という思いを吐露する意味合いで、「初心者です」と書くのかも知れないので、初心者であることを免罪符にしているつもりがないひとの方が多いのかも知れませんが、初心者であることに甘えていると、そういうのは文面にも現れるもので、よほど親切なひと以外は相手にしてくれなかったりするので、本当に困ってるなら、初心者です、なんて書かずに、自分の知識では、こういうところが解らなかった、ときちんと整理して質問した方が、良回答が得られる可能性も高いのではないかな、と思ったりもします。
そもそも某フォーラムの初心者サポートのところに投稿しているなら、それは初心者であることは自明なので、わざわざ書くようなこともないんじゃないのかな、とね。(笑)

とまあ、ここまで書いておいて。
ワタクシですか?ワタクシは初心者ですよ。(爆)


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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

深い。

実際、技術レベルがどの程度か?なんてのは暫くコミュ二ケーション取ってみないと分からなかったりしますね。それが大変だったりして。

投稿: cametan | 2009年6月28日 (日) 22時36分

ご免なさい。
自分の名前を入力する前に送信ボタンを押してしまいました。
と言うわけで、再コメントします・・・

同感です。
初心者は、「初心者です」を言い訳(=甘え=免罪符)にしないで、もう少しだけ?努力するべきだと思いますね。初心者の人が自分なりに頑張って?失敗することも多々あるけど、それによって覚えることも多いし、自分のためになると思うんですけど・・・

前回のコメントは削除してください。

投稿: bend_tail | 2009年6月28日 (日) 22時55分

ああ、なるほど。何でいきなりこーゆートピックなんだろ?とか思ったんですが……。

「東京花子1」ね(笑)。これ読んで徒然草、なのかしら(笑)。

投稿: cametan | 2009年6月29日 (月) 00時01分

bend_tailさん、コメントありがとうございます。

どこの世界でもそうだと思うんですが、初心者は常に努力しているんですよね。
まあ、言い方変えると「入門者」は。ってことですけど。
努力を放棄しているのは、実は初心者ではなく、エセ初心者というか、「初心者でいることに慣れてしまった人」だったりするんじゃないのかな、と思います。
開き直ったひとというか。

まあ、真意は解りませんけど。

ちなみに。
「東京花子1」さんの話ではないんですけどね。(笑)>cametanさん
名前は伏せますが、別の方の書き込みを見て、結構前に考えてた内容を、書くべきか、書かざるべきかで悩んで、結局書いてしまいました、みたいな。

いずれにせよ、初心者であることを喧伝するなら、もっと謙虚であるべきだろう、と。声高に初心者であることを叫んでも、いいことはないと思うんですが。
それと、フォーラムに関して言うならば、相互扶助の場であるはずなのに、なんかメーカーサポートっぽく考えているひとが多くないか、とかね。
思うところは多々あったりします。
正直、Ubuntuの日本語フォーラムで回答つけてる方々の努力には頭が下がります。
知ってることだけ回答しているわけではなく、わざわざ環境まで作って、試して回答入れてるひとが多いようで。
メーカーのサポートなみの手厚さですよね。
なので、勘違いする質問者が多いのかな、と思ってみたり。(笑)

投稿: かおりん | 2009年6月29日 (月) 08時10分

ふうむ。

まず、

>知ってることだけ回答しているわけではなく、わざわざ環境まで作って、試して回答入れてるひとが多いようで。

うん、これはそうですね。
僕なんかも再現してみてから回答する事が多いかも。
もっとも、例えば「Emacs限定」とかやってるからやりやすいんですが。

回答者側にとって一番いいのは、一々「日本語フォーラム」とか覗かない事なんですよね(笑)。いや、「答えるな」とか言ってるんじゃなくって。常駐するとなかなかキツい事が多いんですよ。
「ギリギリ答えられそうな」問題も多いですし、そのテの問題全般に渡って苦心するよりはラクなんですよ。レス付けるにも最後まで責任持てそうですし。
RSSとかで上がってきた「概要」で答えられそうなヤツにだけ「焦点絞って」ピックアップする事の方が多いですかね?常駐すると全部目を通しそうなんで、それは避けてます(笑)。
割と回答側でも「俺はこれが専門だ」的なの個人個人で思い込んじゃって(笑)、それ「だけ」に時間割いた方が良いような感じしますね。だから「タイトルがダメ」な質問はRSSで覗く以上、全部スルーかけれます(笑)。
こう言うのは、あんま書きたくないんですけど(笑)、OKWaveとかでも使うテクニックですね。とにかく常駐しない(笑)。RSSとかでパーっと見ていって、「タイトルでピンと来そう」なモノしか書き込まないのです。
大体、初心者でも、「タイトルを上手く付けてる」ヤツってのは結構質問のツボも心得てるんで、回答もフォーカス絞りやすいんですよね。んで、幸いな事にRSSで拾った情報ってのはタイトル以外では冒頭数行しかサマリーとして提示しない(笑)。だから余計な事柄は無視しやすいんです。

>いずれにせよ、初心者であることを喧伝するなら、もっと謙虚であるべきだろう、と。声高に初心者であることを叫んでも、いいことはないと思うんですが。

う~~ん。ある種確かに免罪符的な事ってあるんですよねえ。
多分、この記事のタイトル見て誤解するヤツがいて、

「かおりんさんは初心者に優しくない」

とか言われたらヤだなあ(笑)。
比喩的な話すっと……。うん、例えば。
数学系の問題/回答質問サイトってあるでしょ?こう言うので「免罪符」として良く書き込まれるのは、もちろん数学で「初心者」ってのは定義出来ないんで、あり得ないんですけど、代わりにこーゆーのがあるんです。

「私は文系なんで分かりません」

と言う殺し文句が(笑)。
多分、かおりんさんが指摘してるのはこーゆー「常套句」なんですよね。常套句使えば免罪される、って思っている輩が(笑)。「文系=数学分からなくて当然だ」とか言う「開き直り」が(笑)。こーゆーのに腹立ってるワケでしょう(笑)?これはホント良く分かるんですよ(笑)。
「私は文系なんで」とか言ってる連中なら、「だったら諦めれば?」みたいになって当然だろ、って事なんですよね(笑)。そーじゃなかったら何か裏があるのか、お前は、みたいな(笑)。
つまり、PC関連に関して、「初心者なんで」と言うのは、本当の場合もあるし、そうじゃない場合もある、と。後者の場合には「だったら触るな」ってのは出て当然だ、と言う話なんで、これ読んでる人はかおりんさんを誤解しないでいてあげてください(笑)。かおりんさんは初心者には優しいけど、「なんちゃって初心者」には厳しい、と言うお話なのです。

投稿: cametan | 2009年6月29日 (月) 08時49分

「初心者です」と似て非なるものに、「非Geekです」というのがあり得ると思うんです。これってCametanさんのいう「文系です」に近いかもしれませんが、ちょっと違う。つまり、PCユーザーって、多少でもプログラミングの中身が想像できるGeekな人々と、そういうのが想像もつかない非Geekなユーザーに分かれると思うんです。で、前者と後者では、そもそも質問の立てかたからして違うし、求めている回答もまったく違う。そこのところは明確にしておく必要があるのではないかと。

たとえば、Ubuntu3年も使ってる私は、とうてい「初心者」とは言えませんが、過去の経歴からいっても現在のスキルからいっても将来的な方向性からいっても,とことん非Geekです。で、Geekな質問されても答えられなし,自分がした質問にGeekな回答されてもわかりません。それはそれでしかたないだろうと思うんです。ところが、ここで「初心者」と「非Geek」が混同されると(質問する側にとっても回答する側にとっても)何だか居心地の悪さが残り,質問者は「どうせオレなんてどこまでいっても初心者よ」と、妙な開き直りが生まれ,かおりんさんが書いておられるような姿勢につながるのではないでしょうか。

ま、「非Geek」があんまり威張って,とんでもない見当違いのことを堂々とさも権威あるように言うのも考えものですけど。Windowsの世界では,某辛口批評なんかを書いておられる方がそんな見当違いのことをよく書かれるようですが、私もまああんまり人のことは言えん口で...気をつけねば,と思います。

投稿: 松本 | 2009年6月29日 (月) 09時14分

ご心配いただかなくても、初心者含め、ここ読んでるひとなんてたいしていないと思うので、まあ、影響ないんじゃないのかな、と思いますけど。(笑)

腹立ててるわけじゃなくて、まあ、如何なものか、と思ってるだけ、なんですけどね。
なんで、書くか書かざるべきか悩んだという。(笑)

文系の話もそうなんですが、初心者なんで、って切り口上を出してしまうと、話が続かないんですよ。
特に技術系の話をする場合に、相手のレベルに合わせて話をするって、上級者であればあるほど難しい。
自分に当たり前のことが、相手には当たり前ではないことを忘れてしまっているので。(笑)
これは回答者の方にもある程度は責任があるんですが、金もらってやってるわけじゃあない以上、そこまでレベル落として説明する義理はないんですよ。
まあ、善意でやってるんで、それなりには考えると思うんですが、質問する方にも、それなりに歩みよりというか、回答に解らない言葉があったら調べるとか、再度質問するとか、正直に解らないという、とか、コミュニケーションを取る必要があって。
そういうのを考えずに、いきなり「初心者なんで」と切り口上を出されると、以前に初心者相手に痛い目見たひとは、たぶん回答つけないんです。
もったいない話なんですよね。

なので、なんちゃって初心者でも、本当の初心者でも、まずは質問の仕方を考えるべきだ、と、そう思うわけです。

別に腹は立ててませんし(笑)、初心者に厳しいともやさしいとも思ってませんけどね。
ワタクシ自身がエセ初心者ですしぃ〜(爆)
#思い返して見れば、質問に回答ついたこと、ほとんどないな。

投稿: かおりん | 2009年6月29日 (月) 09時16分

Geekってなんだろう、と思わず調べてしまいましたが。(笑)
Geekなひとって多くないんじゃないのかな、と思ったんですが、そうでもないんですかね。

まあ、ワタクシは方向としてはGeekかも知れません。
なんかが動くとき、動かないとき、中身の仕組みが気になる方なので。

その辺、そういう仕組みを気にしないひとってのは多いので、例えば回答するときなんかは、なぜそうなるのか、には触れない場合が多く、とにかくこうすれば、結果が出るのでは?という回答の付け方をする場合が多いですね。

なぜ、を問われれば、必要と思われる回答はしますけど。

ある意味、Ubuntuは、もうGeekなOSではないんだと思います。
非GeekなひとのOSになってしまっている。
なので、もしもUbuntu=Linuxの観点で回答をつけているひとがいるなら、それはそれで回答する側が認識を改める必要があるのかも知れませんね。

投稿: かおりん | 2009年6月29日 (月) 09時27分

> 正直に解らないという、とか、コミュニケーションを取る必要があって。

これが肝心ですよね。ウチの息子(小学1年生)にも言ってやってください。まったく、あいつめ...

投稿: 松本 | 2009年6月29日 (月) 09時30分

いや、小学一年生に、そういう話ムリだから。(笑)
まあ、本当の初心者も同じなんですが、何が解らないのか、すら解ってないことが多いので、そもそも解らなさ過ぎて、コミュニケーションがとれないんです。
なので、最初に説明をして、その中から「どこが解りませんか?」を探る必要がある。
これ、かなりの手間なんですよ。
小学一年生では、こういうことを説明して理解してもらうのも大変なんじゃないかな。(笑)

そういう意味では、日本語フォーラムの方々には、ホント頭が下がりますよ。
その手間を惜しまずに説明されている方が多いですからね。

投稿: かおりん | 2009年6月29日 (月) 09時41分

そうですね。松本さん的な整理の方法は「アリ」だと思います。
ただ、概論としてと、実際「その場に対峙して」迅速に「こいつは初心者 or 非Geek?」と判断するのは違うかも。その場での判断は結構難しいのでは、と思いますね。

>これは回答者の方にもある程度は責任がある

絶対あると思う(笑)。

ちなみに、僕のスタンスでは「やるなら考えうる限り徹底的に丁寧に書く」と言う立場です。
と言うのも、敢えてインタラクティヴ性を落とす為、なんです。

掲示板方式の質疑応答で困る部分は、次の錯覚を生みやすいんです。

1.回答者側が常駐していて、比較的回答が即座に返されると誤解される事。
2.「自分専門の」回答集が出来る、と誤解される事。

1.は結構多いんですよ。ここが「回答者側」と「質問者側」の認識のギャップなんですよね。
この辺のキーワードが「インタラクティヴ性」だと思うんですが、これは回答者側にも有利に見えますが、実際ネックの方が大きい。
つまり、逐次進行で問題が明らかになっていく、と言うのがこの手の「レスポンス型」の強みでもあるんですが、回答者側にとっては意外とデメリットなのでは?と言うのがあります。
そして、回答者側の誤解が次にここに来る、んです。

「マジメな自分のWebサイト上の記事じゃないし、短く要点だけ書いておけば良いだろう」

ところがこれが誤解で、これが為にさらに質問者側からの投稿を呼び込み、結果レス応酬の発展になるんです。
これ避けるためにはどーすれば良いのか?一番最初のレスで「なるたけ詳細に丁寧に書いちゃう」ってのが一番ロスが少ないのです。これ知ってる回答者、って実はあんまりいないんですよね。初期投資を引き上げて、他の労力を回収しちゃうのが一番効率がいい。ここ気づいてない人が(別にUbuntu日本語フォーラムに限らず)意外と多い、ですね。
まあ、極論言うと、「最初のレスを丁寧に書けない人」ってのはあんま回答者向きじゃない、とは思います。ここで、「相手が初心者だろうとそれなりの知識がある人であろうと」分かる記述が出来なければ意味が無いんです(結局労力の増大を招きます)。
回答者側の自衛の為には「一発目は誰がどう見ても(なるたけ)完璧で非の打ち所が無い丁寧なレスを」。と言うのが僕の中での鉄則です。

2番目は質問投稿者的には旨味なんですよね。

「自分専門のスレで自分のパーソナルな質問に専門のレスが付いてくれる!!!」

これがいわゆる静的Webサイトで調べるのと「気分の違い」を生み出すわけですよ。仮に結果が「自分でWebサイトを調べる」のと全く同様だとしても。専門の人雇ってるのと同じ気分を味わえる(笑)。
ところが、この辺で回答者側がいい加減ウンザリしてくるんですよね(笑)。

「貴方の投稿した質問は過去投稿された質問××番と同じです。そちらを参照してください。」

FAQ症候群が起こる(笑)。
ところが、このFAQ状態のスレッドがあまり役に立たなかったりするんですよね(笑)。何故なら1番の問題が関わってくるから。
最初から丁寧な解決策が記述されているならいざ知らず、結局「会話状態」が延々と続いて、じゃあ結論はどこ?ってなりやすいんですよ(笑)。これって実際、Geekにせよ、情報抽出するのがやっかいな状態になっちゃう。やっぱネックは1番に還元されちゃうのです。

特に2番の状況を解決する為に「まとめサイトとしてのWikiが有効だ」って結論に行きたがるんですが、それって本当にそうなの?とか個人的には思いますよね(笑)。それって単なる二度手間じゃねえのか、みたいな(笑)。

1.最初に丁寧に記述されていればコピペだけで済む。
2.が、会話状態でダラダラな状態だと「編集作業」が必要になる。
3.じゃあ誰が一体その「編集」をやるのか?
4.結果あまり有用な解決策ではない。

この通り、インタラクティブな「掲示板型スタイル」でのやり取り、って欠点の方が実は多いんじゃないか、って思うんです。

かおりんさんが仰る通り、

>金もらってやってるわけじゃあない以上、そこまでレベル落として説明する義理はないんですよ。

と言うのは真実なんですが、逆に、「落とさないから」こそ、後半余計シチメンド臭くなってる場合もあるんじゃないのか、って事ですよね。

投稿: cametan | 2009年6月29日 (月) 09時56分

Cametanさんの仰ることはごもっともで。
大筋で同感です。
大筋で、というのは、「可能な限り丁寧に」という点で、やはり、回答するなら可能な限り丁寧に手順を明示するのが、よいのかな、と思います。

まあ、質問の回答の場合、まず、質問者がきちんと問題を把握していて、どのような事態に陥っているのか、現象を整理して書いてくれている場合には、これで対応できると思うんですが、まず最初に「何が起きているか」を確定しなければならない場合が多く、ここで、初心者or非Geekなひとに切り分けてもらうのが困難なのかな、と。
大抵の場合、初期では情報が不足していて、例えばトラブルが発生しているPCの機種情報があれば、すぐに解決なんてことも、初回に提示されていないので、様々な憶測が走って、結果回り道なんてことが多いように見受けられます。
まあ、初心者にとっては、その回り道も勉強の一環なのでよいのかも知れないんですけどね。
情報の出し方すら解らない初心者に、最初から情報出せ、というのも実は困難名ので、初心者掲示版の類は、どうしてもやり取りが多くなりがちなのかな、と思います。
必要な情報が何か解っているのなら、その取り出し方はネットで調べれば回答があると思いますが、どんな情報が必要なのか解らないのが初心者なので、最初にそこで引っかかるんですよね。
逆に、どんな情報が必要なのか、というのを手引きするだけで、自力で回答まで行き着いてしまうひともいるかとは思いますが。

なので、初回で懇切丁寧は難しいかな、と。
予測して、こんな情報を取って、こうだったら、こうします、みたいなパターンまで網羅して回答できればベストかも知れませんが、それもなかなかねぇ。
やるひとはやるのかな、もしかして。

ワタクシは、知ってる範囲での回答しか付けたことないので、そこまでのスタンスではないんですけどね。
さすがに困ってる人と同じ環境を準備できるほど潤沢にPC持ってるわけでもないので。(笑)

投稿: かおりん | 2009年6月29日 (月) 12時55分

>初回で懇切丁寧は難しいかな、と。

言わんとしている事は分かります(笑)。確かにその辺がネックなんですよねえ。

結城浩さん、って人が似たような事書いてたんですよ。

技術系メーリングリストで質問するときのパターン・ランゲージ:
http://www.hyuki.com/writing/techask.html

これ、良く整理されて書かれています。
これはメーリングリストでの心構えですが、依然と掲示板でもほぼ共通だろう「注意事項」が記述されています。
素晴らしい。納得の内容ですよね。
ところが、これ読んで「納得」出来る層、ってのは実はメーリングリストなり、掲示板に「かなり」慣れてる人、ってのが殆どでしょう。
しかも量が多いし(笑)。これだけの情報量なら、「初心者には敷居が高いものだ」って畏れられてしまいますよね。

さて、これをもっとコンパクトにしたのが「投稿のガイドライン」ですよね。大体そう言うのを掲示してたりします。
ところが。問題はFAQに気づかない(あるいはそれを探さない)層が果たして「ガイドライン」なんて目を通すのか(笑)。十中八九「通さない」でしょう(笑)。
「ガイドラインを読め!」ってのは実は「一般常識」でも何でも無いんですよね。と言うのも一体誰が「ケータイ」買った後マニュアル逐一目を通すヤツがいるのか(笑)。見た人います(笑)?そんな「丁寧な人種」を(笑)。僕はThinkPad購入した時、別にマニュアル読みませんでしたよ(笑)。かおりんさんがどーだか知らないですが(笑)、PC購入して「マニュアル」全部読む人なんて殆どいないでしょう。皆無ですね、まず間違いなく。
つまり「ガイドラインに提示されています」ってのは「読まれないものを掲げている」ってのと同義です。そんなのは「役に立たない」って事です。

例えば、Windowsなんかでも「問題報告」とかどうしてんのか、気になりますよね。恐らく会社に入った報告はDB辺りに登録されていると思うんですが、掲示板と違うにせよ、「一般消費者」の問題報告は全くトンチンカンなものになりやすいでしょう。つまり、「分類が難しい」。従って統計的処理に対してもすこぶる難しい「データ」です。
言い方変えれば「データになってない」データですよね。解析処理がやり辛いモノはデータとしては殆ど「無価値」です。
例えば、正規表現を使うとか、あるいは形態素解析とかやるにせよ、どのくらいの精度で「分類」して、「集計」出きるのか。特に日本語なんて形態素解析かけ辛い言語ですし、スペースで単語を区切ってる英語に比べてもハンデが大きい。技術的に簡単/難しいの判定はかなり易しくて、マジな話、こう言うのが「自動で簡単に分類して分析をかけれる」のなら、Google翻訳はもっとマシな翻訳文を返してる筈です(笑)。従って、実際は「かなり難しい」でしょう。

一方、かなり頭のいいやり方しているソフトウェアメーカーもあるんですよね。それは

「問題報告に関してアンケート方式にしている」

と言うやり方。
例えば、本題に入る前、どう言うOS使っている、とかパソコンのメーカーが何なのか、先に記入させる。そうすればカテゴリ毎の分類はかなりラクになります。長文に対して解析する必要がない、って事です。

かおりんさんが仰っていたように、本当だったら「初心者は別枠にすべき」ですよね。全くその通りで、もう投稿自体のフォーマットを本当は変えてしまった方がいい、とか思ってるんですよ。
必要最低限の技術情報記入は何なのか。要するに、投稿掲示板に「テンプレート」を用意しておくのが、かなり賢いやり方なのでは、とか本当は思っているんですよ。
Ubuntuの場合だと、

・PCのメーカー
・デスクトップ/ノートブック
・CPU
・グラボ

辺りが分かれば結構その後は楽そうなんですけどね。

投稿: cametan | 2009年6月29日 (月) 14時27分

ああ、初心者フォーラムは、テンプレート化はいいかも知れませんね。
初回のみ、テンプレートに従わないと入力できない。
まあ、初心者だけじゃなくてもいいかも知れませんけど。
一番困るのが、質問者の環境にまつわる部分なので、それが情報として得られるならアリかも知れません。
でも、一方で、それらの情報すら得ることができない初心者もいるわけで、Ubuntuの日本語フォーラムは、その手のことをやらない選択をすることで、敷居を下げてる可能性もあります。

ま、いろいろと初心者相手ってのは難しい問題を孕んでいますが、結局は丁寧に回答していく、啓蒙していく、しか手がないんでしょうね。
うるさいと思われても、マメにモデレータの方々が注意を促していくしかないんでしょうね。

ちなみに。
携帯電話と車のマニュアルは必ず読みます。(爆)

投稿: かおりん | 2009年6月29日 (月) 22時22分

>一方で、それらの情報すら得ることができない初心者もいる

ああ、「SONYのFM-V」ですか(笑)?
確かにそれやられると困っちゃうんですけどね(笑)。
「価格.COM」みたいに選択制で上手く凌げればイイんですけどね~~~(笑)。

>携帯電話と車のマニュアルは必ず読みます。(爆)

お、丁寧な人発見(笑)。さすが技術者(笑)。

ちなみに、まめきちとかはケータイのマニュアル全くと言っていいほど読まない層なんですが、コツはやっぱり「同じ会社の系列商品を買う」って事らしいですね。ずーっとSHARPかな?そのメーカーの商品を買いつづける、と。
やっぱケータイもベンダーによって細かい操作系統が変わるらしくって。この辺、「Windows→Ubuntu」の切り替え、って同様の問題孕んでるんだろうな、とかちょっと思います。

余談ですが、割にまめきちは「コマンドライン」にそんなに抵抗ないんで驚いたんですが、95辺りで「どーしてもDOSに頼らなきゃならなかった」時期があって、それで抵抗無いらしいですね。何かしたいゲームがDOSじゃないと動かないものがあって、それで随分と鍛えられた、とか言ってました。
へえ、Windowsってそう言う時代があったのか、と。僕みたいなMac上がりの軟弱なヤツの方が、最初「UbuntuのCLIに面食らった」んで(笑)、その辺は「95あたりからWindows触っています」って層の方が強いんだな、とちょっとビックリしました。

投稿: cametan | 2009年6月30日 (火) 03時26分

かなり違いますよ。
docomoのころは、ワタクシも同じベンダー使いつづけることで、マニュアル読むのは最小限、新機能だけに絞れてたんですが、auにして、そうも行かなくなったので、変換のキーから何から何まで、一通り読みました。
そうじゃないと、使い方がマジで解らないんだもの。

ちなみに、車の場合、最低限サイドブレーキの掛け方、外し方、ウィンカーの出し方はチェックします。
まあ、他の多機能な部分は、おいおいって感じで。
それとカーオーディオのマニュアルか。これも結構全然違うので。

95のころって、コマンドラインなんてそんなに使いましたかね。
あんまし記憶ないというか、まあ、ワタクシの場合は、どのバージョンのWindowsでもコマンドラインは必ず使って来たので、どういう操作のことなのか、解らないだけかも知れませんが。
XPだろうが、Vistaだろうが、Oracle使うときはコマンドラインですからねぇ。(笑)

投稿: かおりん | 2009年6月30日 (火) 04時39分

>auにして、そうも行かなくなった

さては、仲間由紀恵に惚れましたね(笑)。

>95のころって、コマンドラインなんてそんなに使いましたかね。

そう言うの覚えないとゲームが走らなかった、とか言ってました。cdなんちゃら、とかやってた、と。
まめきちの場合、兄貴が二人いて、そいつらGeekらしいんですよ(笑)。そう言う影響があるのかも。
なんかTowerとか言うゲームが好きでハマってた、とか言ってましたね。

>XPだろうが、Vistaだろうが、Oracle使うときはコマンドラインですからねぇ。(笑)

データベースだとそうですねえ。
僕もMySQL覚えたいんですが、これがなかなか(苦笑)。

投稿: cametan | 2009年6月30日 (火) 05時17分

バレましたか。>仲間由紀恵

ま、冗談はともかく。

覚えずに済むならRDBなんて覚えない方が幸せかも知れません。(笑)
まあ、あれはあれで深い言語なので、Cametanさんとかには興味深い言語かも知れませんけど。>SQL
ただね、覚えとけば便利ですよ。データ整理するとき、DB抜きには考えられなくなるし、実際処理は高速です。
考え抜かれた最適化が行われている場合が多く、下手に自作するくらいなら、DBMSに任せた方が圧倒的に速い場合が多いですからね。
データを扱う可能性があるなら、検討しといた方がいいですよ。(笑)

投稿: かおりん | 2009年6月30日 (火) 05時35分

>データを扱う可能性があるなら、検討しといた方がいいですよ。(笑)

あります(笑)。だから「いつかやんなきゃなんない」のは間違い無い、んですけどね(笑)。
家に「SQLハンドブック」ってのも積ん読状態です(笑)。

いや、試しに何かしてみたいんですけどね。そんなに大規模なものじゃなくって。
ただ、いざ始めようとすると「じゃあ、何をMySQLに登録する?」と言うネタがない、んですよ(笑)。
これが困った。
考えてみれば一般用途で

「う~~ん、これをDB化しよう」

ってネタってあるようで無いんですよ(笑)。
「試験運用」対象として何を選ぶか?その辺でツマッてたりします(笑)。

QueryっぽいのだとProlog触ってみた事もあるんですけどね。何だか良く分からん言語で(笑)。

投稿: cametan | 2009年6月30日 (火) 05時50分

普通は、DB使うような用途って、一般人にはないはずです。(笑)
せいぜい住所録とか。
まあ、RSSリーダーなんかも、DB管理すると楽かも知れませんけどね。
大量にあるなら、更新頻度で上位に持ってくるとか、そんなのも簡単にできるので。
コモンSQLってのがあるはずなんで、最低限、どのRDBMSでも使える部分だけ覚えとくでもいいと思います。

投稿: かおりん | 2009年6月30日 (火) 06時05分

>普通は、DB使うような用途って、一般人にはないはずです。(笑)

そう、「無い」んです(笑)。

>せいぜい住所録とか。

これもメールとか考えてみると、「専用の」住所録があるんで、実はそんなに必要無いんですよね(笑)。DBの出所が(笑)。

>まあ、RSSリーダーなんかも、DB管理すると楽かも知れませんけどね。

これも殆どオンラインでまかなってますし。逆に言うと「ローカルに」しなきゃいけない理由が分からん程、なんです。
あとは、それをEmacs経由で受け取って……あああああああDBの出番がない(苦笑)。

>コモンSQLってのがあるはずなんで、最低限、どのRDBMSでも使える部分だけ覚えとくでもいいと思います。

そうですねえ。
ホント参ったな、こりゃ(苦笑)。

投稿: cametan | 2009年6月30日 (火) 06時12分

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