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USBメモリへのUbuntuのインストールはお勧めしません

なんとなく。
USBメモリの比較的容量の大きなものが安価になってきたせいか、USBメモリへのUbuntuインストールを行う事例が増えてきたような気もします。

そもそも、LiveCDの位置づけもイマイチ解ってないワタクシですが、実際の使用感など含め、「常用するつもりなら」お勧めしません。
LiveCDの位置づけってのは、たぶん、レスキュー目的と、デモなんじゃないかな、と思っています。
今回のバージョンでは、このような動作になりました、的な。
ちょっと触ってみて、OKなら、HDDにインストールしてね、と。
#KNOPPIXの目的は違うかも知れませんけど。
最近はCDブートできない機械の方が珍しいので、HDDを触ることなくデモが出来るLiveCDという仕組みは秀逸だと思います。
ただ、所詮はCDなので、それなりに問題もあります。
一番の問題は、「遅い」ことですな。CDまたはDVDのようなメディアはシーケンシャルアクセスはそこそこ速いですけど、ランダムアクセスに向いたメディアではありません。
そのため、LiveCDでの常用は、たぶん誰も勧めていないし、実際、常用するとなるとストレスを感じるんじゃないかな、と思います。
もちろん、レスキュー目的や、一時的な使用に関しては問題ないと思いますし、そもそもそれしかない、って環境の場合には仕方ないのかな、と思ったりしますが。

USBメモリへのインストールまたはLiveUSBも、基本考え方はLiveCDと同じではないか、と思うんですよね。
ぶっちゃけ常用は厳しいだろう、と。
まあ、昔から比べれば例えばClass6のmicroSDをUSBアダプタ使用して使えば、比較的高速なUSBメモリの出来上がりです。
もちろんCDメディアよりは高速ですし、軽いし、お手軽であるのは事実ではないか、と思います。
でも、やっぱりHDDには全然かなわないんですよ。使い勝手の点で。
一時的にしか使わないから、ってんなら、まあまだね。
んでも、勉強目的、とかになると、そこそこ覚悟を決めて常用しないと、全然勉強に何かならないし、そもそも使うのが辛い環境で、修行のように勉強するのって、もたないと思うんですよ、気持ちが。
Ubuntuって軽量なんじゃなかったっけ?なんて疑問も出るんじゃないかと思います。
んでも、結局軽量なはずのUbuntuを、わざわざ遅くして使ってるってことになるんですよね、USB-Ubuntuは。

一時利用とか、テンポラリとして使うには使い勝手はいいです。メインマシンに別途Ubuntuが入っていて、ほんと、持ち出して使う、とかですね。
あとレスキュー。LiveUSBでも、通常インストールしたものだとしても、レスキュー用に使うには、とても使い勝手がいい。
普通にネットにつながるし、必要なツールはダウンロード可能だし。
こういう目的なら、一本持っといた方が絶対いいですよ。便利。これならお勧め。(笑)

Windowsとの共存で、MBRに手をつけたくないなら、USB−Ubuntuじゃなくって、wubiを使うべきだと思います。
あちらは、完全な環境がWindows内に作成できますし。
違いは、HDDが物理的なドライブではなく、仮想ドライブってだけです。
んでも、これも基本的には元のHDDにかなり近い性能が出ますので、性能的に、よほど詰めた環境が必要ということでもない限り、使い勝手に影響するほどの有意な差はありません。
デュアルブートが不安だって理由で、USB-Ubuntuは使うべきではないと思います。
まず、wubiを試すべきでしょう。
それで性能的に不満が出る、またはWindows環境からの移行が決められるようになったら、本格的にHDDにインストールすればよいし、やっぱりUbuntuではやりたいことが出来ない、となれば、アンインストールしてしまえばいいんです。
お手軽さでUSB-Ubuntuに劣るかも知れませんが、常用したときの快適性の違いは雲泥の差です。
逆に。
ちょっと試したい、程度であれば、USB-DVDなんかで、LiveCDを使えばいいんですよ。
わざわざUSBメモリ化する必要は、ほとんどの場合、必要ないはずです。
一部ネットブックでDVDドライブがついてない機種があったとしても、外付けDVDドライブからLiveCDは試せます。
そんなの持ち歩きたくないってんなら、試して使えそうだと思ったら、wubiでインストールすればいいんですよ。
お試し環境を持ち歩く必要なんてないでしょ。別に。

単に、やってみたい、だけで作る分には止めませんし、まあいろいろと課題があって、克服がおもしろいのは事実です。
ただ、実用を考えて、環境を構築しようと思っているのなら、USB-Ubuntuはお勧めしません。
特に、Ubuntu初心者がUSB-Ubuntuに手を出しちゃダメです。もう、絶対。(笑)


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コメント

記事を読んでてふと思ったんですけど、最近のUbuntuに標準で入ってる「USBスタートアップディスクの作成」っていうツールですが、あれってWindows版は提供されてるんでしょうか。なんか、このツールでUSB起動ディスクを作る方がLive CDを焼くよりも簡単なような気がしてきました。Ubuntuをはじめようと思ってる人で、けっこうLive CDの作成でつまづく人がいるみたいで、だったらこれをWindowsから簡単にできるようにすればいいんじゃないのと思うんですけど。

まあ、記事にあるように、USB起動は常用するものではないと、私も思いますけど。Liveスティックだと何より起動が遅いですしね。

投稿: 松本 | 2009年7月21日 (火) 16時41分

なんか、曖昧な記憶ですけど、9.10から、Windows版のImageWriterも提供されるような記事を見たような。
もしかしたら、すでに提供済みかも知れませんね。
Ubuntu Weekly Topicsだったかなぁ。

投稿: かおりん | 2009年7月22日 (水) 00時16分

ImageWriterは、isoイメージからではなくimgイメージからの作成ツールですよね。まあ、UNRなんかはimgで提供されているので、これで十分なのかもしれません。

投稿: 松本 | 2009年7月22日 (水) 17時11分

isoイメージをCDに焼くのが可能なら、USBスタートアップディスクの作成で事足りるんですもんね。(^^;

違ったか。
んでも、なんかWindows用のツールの提供がどうとか書いてたような気がするんだけどなぁ。
まあ、野良アプリならあるのかも知れませんけど、Ubuntuから純正で提供ってのはないのかも。
あると便利な気もしますが。

投稿: かおりん | 2009年7月22日 (水) 22時47分

なんかツールがあったような気がしていたんですが、UNetbootinなるツールがあるようです。
http://unetbootin.sourceforge.net/
Windowsからも使用できるツールのようで、ISOファイルを指定して、ブータブルなUSBメモリを作成できるとのこと。
これなら、それほど手間をかけずにLiveUSBを作れるかも知れません。
あとで試してみるかな。
残念なことに日本語版がないんですね。
日本語版があれば、もう少し知名度も上がるのかな?

投稿: かおりん | 2009年7月23日 (木) 02時18分

UNetbootinはUSBにインストールするときにも使えるんですか。
私は、もっぱらハードディスクへの新規インストールに使っていました。CDやUSBにイメージを焼かなくてもできるので、手軽で、確か8.04の頃から使っています。実は現在使っているDellのInspiron mini 12でもこれを使おうと思ってました。CDドライブがないのでちょうどいいかなと。けれど、ハードディスクの仕様が特殊なのでブートせず。ということで、使ったのは2回だけということになります。
Ubuntu以外のディストリビューションもOKなので、非常にお勧めのソフトですよね。USBへのインストールもOKということになると、ますます私の中での評価も高まりました。

投稿: 松本 | 2009年7月23日 (木) 08時35分

別エントリで書きましたけど、非常に簡単にLiveUSBが作成できます。
Windows版があるのがポイント高いんじゃないですかね。
もしかしたら、Ubuntuの関連プロジェクトなのかな。
FireFoxでアドレスバーのところに出るアイコンがUbuntuマークなんですよねぇ。

投稿: かおりん | 2009年7月23日 (木) 11時15分

Windows版のUSBスタートアップディスクの作成、ありました。
こちらの記事に紹介されてました。
http://www.moongift.jp/2009/07/linux_live_usb_creator/

モノはこちら。
http://sourceforge.net/projects/lili-creator/

Windows版なので試用していませんが、Wineで立ち上がることは立ち上がりました。なかなか良さそうな印象ですが、さて、実際はどうなんでしょうか。Netbootinの機能制限版みたいなものかもしれません。

投稿: 松本 | 2009年7月27日 (月) 09時17分

画面だけ見ると、ちょっとしたウィザード形式になってるみたいなので、いい感じですけどね。
ある意味、選択肢が少ない分だけUNetBootinよりも解り易くしてある印象でしょうか。
最近、USBメモリも1000円以下で買えるので、CD-Rに焼くよりも、お手軽で無駄がない印象なんでしょうねぇ。きっと。

投稿: かおりん | 2009年7月27日 (月) 11時28分

最近はUSBもどんどん高速になっているし(USB3.0とか)、常用にも困らないんじゃないかと思います。
それに後からHDDにOSを入れると色々不具合とか出てきますが、Live USBはそんな心配もないですし。
それにPCを買い換えた時にわざわざ新しいOSを入れるのは面倒くさいと思います。
そんなわけで、Live USBを使う利点の方が多いと僕は思うんですけど。

投稿: 川崎 | 2010年1月24日 (日) 14時33分

コメントありがとうございます。
ワタクシは、実際に試してみて、USBメモリでの常用には否定的な立場を取っていますが、レスポンスや構築の手間等を含め、そこか個人の価値観に依存するものなので、肯定する方がおられるのは構わないと思っていますが。

ただ、HDDにインストールするリスクとUSBメモリにインストールするリスクは、Ubuntuのインストーラでのインストールを前提とすると大差ありませんし、MBRへのGrubインストールさえ注意深く扱えば、USBメモリへのインストールの手間はHDDへのインストールと大差ありません。
毎度毎度環境構築が大変と思えるほど頻繁にPCを変えているのであれば、USBメモリでの運用の方がラクかも知れませんが、実際に、USBメモリの転送速度から考えるとUSB3.0になってもSATAとの比較では勝負にならないのではないかと思いますけどね。

ちなみに、ワタクシは同一のHDDでのデュアルブートにも否定的な立場を取っています。
なので、例えばノートPCにUbuntuをインストールするのであれば、可能なら専用HDDを用意して、Windowsとは異なるHDDにインストールします。
必要に応じて、HDDを取り替えるわけです。
#手間ですけどね。
川崎さんの仰るように、「後からOSを追加する」場合に発生するリスクを避けるためです。

将来的には解りませんが、この記事を書いた時点、および、現時点では、変わらずワタクシはUSBメモリでの常用はお勧めしません。
まあ、いろんな考え方があってもいいんじゃないですかね。
押し付ける気は毛頭ありません。

ああ、LiveCDの代わりとしてLiveUSBを使う、ならいいと思いますよ。
比較的安全に作成できますし。リスクは少ないと思いますし、そもそもCDよりは性能的にも使い勝手がいい。
ただLiveUSBとか、レスキュー用とかお試し用程度のものでしかないと思ってますので、本格的な運用をするのには、通常インストールの必要があると思っていますが、その対象デバイスとしては向いてない、と考えている、ということです。
性能的には、また、MBRへのGrubインストールのリスクを考えると、USB-HDDもあまりお勧めしたくありませんけどね。

投稿: かおりん | 2010年1月24日 (日) 16時02分

おwwwwすwwwすwwwっwめwwwwっwしwっwなwwwwwいwwww
笑わせんな糞

投稿: | 2014年10月10日 (金) 23時39分

デスクトップ機で全部内蔵sataケーブル引っこ抜いておいて,USBメモリにクリーンインストールすればおk.こうすればMBRが破壊されるリスクもゼロ.固定ディスクモード(OSレベルでhddとして認識されるUSBメモリ)であればwinからでもパーティションを複数作れるからインストールも容易だしデータ共有パーティションも入れれる(リムーバブルディスク認識だとWinから複数パーティションが認識できないのよ,UNIX系では余裕でできるのに).

シーケンシャルで200MB/s出るUSBメモリは普通に存在するし,2.5インチhddより高速.シェアウェアのライセンス問題等除けば内蔵から外付けへの移植もクローンやイメージバックアップツールで簡単にできるし,macやlinuxでは起動条件さえ満たせば別のマシンでも起動できるから同じ環境の持ち運びや移植も簡単にできるのね.winはライセンスでこんなことすらできない.流行りのUASP対応のSSDならシーケンシャルで400MB/sは出るからより高速に起動できる,内蔵hddにわざわざインストールするのはオワコン

投稿: | 2015年4月 2日 (木) 21時07分

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