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あるいはひとつの評価の観点

ワタクシの評価の観点はそんなに多くないんですが、「狼と香辛料」を見て、ちょっと整理が付いたので、ご紹介。

例えば、OSというかUbuntu評価の観点として、なかなかどこをどう見ればいいのか解らない、なんて場合に参考になれば。(笑)

アニメや映画を見る場合に、いろんな評価軸があると思いますが、ワタクシ的には3層の構造になるかな、と思ってます。
#ま、実はゲームも大差ない。

ひとつに、設定を含む世界観、次にストーリー、そしてキャラクターです。
この三つの観点がワタクシの評価軸になります。

で、OSもほぼ同じような構成になるのかな、と思ってまして。

設定を含む世界観に当たるのが、OS本体、例えばLinuxならカーネルと、その周辺ライブラリってことになります。
作品全体を支えるのが設定や世界観になるので、ここの作りがいい加減だったり、曖昧なままだと、作品全体が引き締まらず、だらけた印象になります。
Linuxカーネルは、ずいぶんバージョンも上がり、ドライバ類のサポートもかなり取り込まれており、そういう点では盛りだくさんの設定であり、世界観であるといえると思います。
一方で、作りその物は質実剛健でケレン味がないとも言えるわけで、奇をてらったところのない、王道な作りの設定や世界観であるともいえると思います。
ま、ある意味面白みには欠けるかも知れません。

次のストーリーに当たるのが、GUIを含む各種ライブラリ群であると思います。
Ubuntuで言えば、GNOME、Compizなんかがここですかね。
GUIというのは、作業や操作にストーリーを与えるものです。ここでボタンを押したら、次に何とかを選択して、キーで入力した後ボタンを押す、などのあまり意識されないかもしれませんが、GUI機能の出来不出来で、操作になめらかさが出るか、もたつくことになるかが決まります。
なので、ここは個々人の好みも強く影響するところでもあり、そんなところもアニメや映画などのストーリーとよく似ています。
UbuntuのGNOMEの場合、多少は良くなってきているものの、まだまだ荒削りなところもあり、せっかく用意されているプロットを使い切れてない印象もあります。
大きな流れはしっかりしているものの、細かいところでは、まだまだ練り込みが足りない印象ですかね。
この辺、WindowsのGUIはよく出来ていると思います。ユーザー操作の誘導がしっかりしているというか。
操作にストーリーが出来上がってるので、迷いのない操作が可能なんですね。
もちろん、操作シナリオはアプリケーションが用意するものではあるのですが、そのシナリオがきちんとストーリーとして展開可能かどうかは、GUI近傍のライブラリ群が、どれだけしっかり出来ているかにかかっています。
よいシナリオがあっても、それを載せるストーリーが貧相なものでは、シナリオに変化が足りなく思えてしまい、ストーリーに飽きが来てしまうものです。
飽きさせないための工夫がストーリーには必要なのですが、ここが操作性とよく似たところでもあります。

最後がキャラクターです。
設定が良くて、ストーリーが綺麗に流れていても、その上に乗るキャラクターに魅力がなくては、作品の面白さも半減します。
逆に言えば、キャラクターだけが魅力的でも、そのキャラが活躍できる設定やストーリーがなくては、全然生きないわけです。
これが、アプリケーションとなります。
種々のアプリが存在しますが、それを支えるOS部分と、操作性を左右するGUIが良くなければ、アプリケーションの思想も便利さもユーザーには伝わりません。
せっかく綺麗に作られたアプリケーションが正当な評価が得られません。
作品の中のキャラクターによく似た存在であるといえると思います。

アプリケーションが大変面白い思想で構築されていても、肝心の基盤であるOSやGUIがダメダメでは、アプリケーションが生きないのです。アプリケーションだけがよくても他がダメでは、結局使いやすい物にならないんですね。
また、同じようなアプリケーションばかりが用意されていてもつまらないものです。
物語に出てくるキャラクターのように個性的で変化に富んだものでないと、やっぱり飽きられてしまいます。
#ま、定番キャラが存在するように、定番アプリってのも、あるんですけどね。

とまあ、物語の三つの要素をOSというかUbuntuにも当てはめて考えてみましたが、これらの要素が綺麗に組み合わさっていて、かつ好みの作品が大変面白いように、OSを含むPC環境のこれらの要素が綺麗に組み合わさっていて、好みにあっていれば、PC操作もまた、楽しい物になります。

とまあ、こんな観点で、GUIとかアプリケーションとか、選んでみるのも面白いかも知れません。
Ubuntuだから常にGNOMEと考えるのではなく、自分の好み、嗜好に合ったDEを探すとか、WMを探すとかするのも、いろんな作品に触れるのと同じようにわくわくするかも知れません。
Ubuntuには同様の機能だけれども、個性の違うアプリケーションも多数用意されています。
物語のお気に入りのキャラクタに出会うように、お気に入りのアプリケーションを見つけられたら、素敵だと思いませんか?(笑)

ま、ワタクシの場合、結局はWindowsよりはUbuntuの方が、好みに合ってるんでしょうね。
いまんとこ、これがベスト、マイフェイバリットOSである、と自信を持って言えます。

あとはまあ、ベストなGUIとベストなアプリケーションに出会えれば、PCライフもかなりハッピーなんでしょうね。
#ま、GNOMEで大きな不満はありませんけどね。

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