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ワタクシは単なるPCヲタで、ハッカーでもクリエイターでもないんですがね。

Island Life - 創作の目的

「良い作品には、明確な目的としっかりした構成がある」っていうのはたぶん真。 けれども、「良い作品を作るには、まず目的を明確にして、 トップダウンにブレークダウンして構成を考えなければならない。」というのは必ずしも真ではない。

なんか、有名なハッカーの方らしい。(笑)
残念ながら、存じ上げなかったわけですが、成果物のGaucheは、これから学ぼうかと思ってた言語だけに、知ってはいます。
そういう方にネタにされたので、ほう、とは思いましたが。

ちなみに、引用部分は、単にScribeFireでブログ書くときに便利だったので、それっぽいところを引用しただけで、強い意図はありません。(^^;

後半は特に、頷かされる話だったのですが。
一方で。
ワタクシがモノを作るときに、自分との対話ってのは意識してないな、というのも同時に思いました。
でも、おそらく、無意識のうちにやってるんだとは思うんですね。
そうじゃなければ、ユーザーの指定してきた方式に対して「こっちの方がいいんじゃね?」とか言わないと思うので。

そんでも。
やっぱりワタクシの考える「プログラムやシステム」はユーザーありき、なんですよね。
どこまで行っても。
自分の考えてる何かを表現したいものではない。
「ユーザーが使って便利なもの」、「ユーザーが欲してるもの」を作りたいし、そのためにワタクシがこのように考えてますよ、だから、あなた方の欲するものになりますよ、というドキュメントを書きたいわけです。

だから。
ワタクシは、IT土方であり、現場の人間であり、クリエイターでも、ハッカーでもアーティストでもないのです。
どちらかというと、アレンジャーなんですね。
#実はデザイナーでもないという。

既存のシステムや、「やりたいこと」があって、それに対して、「こうやったらいいんじゃね?」という提案をして、業務フローとかを当てはめていく、「アレンジ」が主な仕事じゃないかな、と。

まあ、クリエイターを目指してた頃もありましたが、挫折した人間なので。(笑)

とはいえ。
こういうクリエイターの方にネタにして貰える程度の考えは持っているのだな、と、自分なりに名誉なことだなぁ、とか思いつつ。
なんで、こんなとこ見に来たんだろ、と思ったり。
これって、たぶんTwitterの威力なんだろうな、と思ってます。(笑)

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

いや、なかなか濃いリブログでしたね。
で、引用先の方のいってることって、こないだから私がコメント欄でしつこくいってることとそれほど変わらないんですよね。つまり、天才はたぶん、なにも考えずに書いてます。まちがいなく。

で、かおりんさんがおっしゃるように、多くの凡俗はそのマネをすべきではないんですね。「誰もが素晴らしい!」的な発想で誰もが天才の真似をするから、グチャグチャになる。人はそれぞれに素晴らしいところをもってますけど、その素晴らしいところが文章(やプログラミング)の才能であるとは限らないわけです。で、ふつうの人が、ふつうに書こうと思ったら、天才がやったことを分析して、地道な戦略を立てるのがいちばんです。

先方の筆者さんも、
> 初級者中級者に、 目的を明確にして、ブレークダウンして構成に沿って書くべきだ、というのは正しい。

って書いてますしね。

ただ、ここで私がいっつも危ないなあと思うのは、「創作」ってことをなにか神格化してることなんですよね。私も以前そんなふうに思っていたからよくわかるんです。ここを神格化したら、やっぱりだれもが天才にならなきゃいけなくなりますよ。大多数はふつうの人なんですから、ふつうの人にできる創作を考えることって、重要です。

もうひとつは、

> 作り手が、スローガンのように明確なメッセージを自覚していてなお作る作品、 というのも無くはない。それは普通、「宣伝」と呼ばれる。

なんですね。「メッセージ」って、大上段に振りかぶったもんだというふうに捉えられている。そうじゃないんですよ。もっと些細なもので十分です。っていうか、そっちの方がいい作品が書けます。日常的な、ささやかなメッセージで十分なんですよね。

ま、結局このあたりは程度の問題で、最終的には先方の筆者の方の書いておられる

> 霧の隙間から本当の目的の姿が垣間見えるのを見逃さないように、 アンテナをぴんと立てておこう。

には私は非常に強く同意するわけです。最初っからわからなくてもいいとは思うんです。でも、それが見えた時点で、それまでの下書きは捨ててしまった方がいい。これも「文章講座」でやったネタですが、「最初の10枚は捨ててしまおう」っていうコツがあるぐらいで。逡巡しながら書くのもありでしょうけれど、それってアウトプットで出すもんじゃありませんよね。

天才は、いいんですよ。そういう人は理屈抜きでどんどんやりますから。それを賛美することと、ふつうの人のための方法論とは、まったく切り離すべきだと私は思いますねえ。

投稿: 松本 | 2010年8月19日 (木) 07時36分

ども。

あのエントリ自身が、あのエントリがどう書かれたかを説明する、自己言及エントリになっています。
かおりんさんのエントリが「題材」。それがどうも気になったんでなんだろうと思って書き始めてみて、結局私が語りたかった「目的」は創作過程で発見してゆくことの重要性であった、と。なので、かおりんさんのエントリへの反論というわけじゃないです。後から振り返ると、もっと「発見の楽しさ」を強調すれば良かったかもしれません。

クリエイトかアレンジか、は二分法じゃなくて、一続きのスペクトルの別々の領域なんじゃないでしょうかね。「ユーザが欲するものを作れ」はポール・グレアムも良く言っていますが、ユーザ自身が自分の欲するものを明確に知っていることは稀ですから、ユーザと製作者とが集団として「自分との対話」をして掘り下げてゆくわけで。Release early, release often.

まあ、どこに重点を置くかという選択はあって、職人としてはお客さんが欲しいと言ったものを確実に届けることが第一優先事項であり、「過程における発見」みたいな不確実なものは重視しない、という割り切りもありでしょう。どちらが良いというつもりはないけど、排他的な話でもないと思うんですよね。

投稿: shiro | 2010年8月19日 (木) 08時10分

こんにちは。
>ワタクシは、IT土方であり、現場の人間であり、クリエイターでも、ハッカーでもアーティストでもないのです。
>どちらかというと、アレンジャーなんですね。
>#実はデザイナーでもないという。
プログラムの方は知識がないですが、この言葉(IT土方)にグッときました。
そうなんです。
建物を建築設計する人は、デザイナーやアーティストっぽい人が多いですが、土木構造物はあくまで施主(お役人)の意向に沿って設計するのです。
その上で多少デザインに凝ることがあっても、最終判断をするのは発注者です。

投稿: mi84ta | 2010年8月19日 (木) 14時09分

>松本さん

そうですね。
>天才はたぶん、なにも考えずに書いてます。

この前からコメント頂いていた内容とかぶるなぁ、とは思いました。

まあ、文章もプログラムも、あんまし構えて書かないので、大層な目的とか、伝えたいこと、とか考えてないことも多いですけどね。
#仕事は別ですが。(笑)

趣味の範囲のプログラムに関しては、ホント、簡単なプロトタイプから手をつけて、そこから発想が広がるなんてことは、まあ、普通にありますし。
#これも仕事は別ですが。(^^;

>shiroさん
はじめまして、ですかね。(笑)
Twitterなんかでは、よくお名前は拝見しておりましたが。

改めて読み直して「反論」ではなく「ネタ」として捉えられたのだな、と理解しております。
このエントリも、そういう「反論に対する反論」として書いたのではなく、shiroさんのエントリを「ネタ」として、使わせていただきました。

>ユーザ自身が自分の欲するものを明確に知っていることは稀ですから、ユーザと製作者とが集団として「自分との対話」をして掘り下げてゆくわけで。

この点は、非常に同感というか、実際に仕事上では、このスタンスでやって行かないと、「使って貰えるシステム」になりません。ユーザーはシステムのプロではないし、開発者は業務のプロではないので、やはり両者が協力し、議論を重ねて、初めてよいものになるとワタクシも考えております。

また一方で。
>職人としてはお客さんが欲しいと言ったものを確実に届けることが第一優先事項
って事実もあったりするんですよね。
特に納期優先で、ユーザーと仕様を詰める時間が取れないと。
ただ、やはり、こういう考えの元で作られたシステムは、よく改修が入りますし、最悪使われなくなります。
開発者として、もっともイヤなのが「使われずに捨てられるシステム」だと、ワタクシは考えてますので、なるべくなら、ユーザーと一体になって開発をしたいものだ、と常々思ってはいます。
#なかなか実現できませんが。(^^;

>mi84taさん
この手のエントリに反応があるとは驚きだったりします。(^^;
まさかIT土方に反応するとは。(笑)


とまあ、コメントいただいたお三方にそれぞれコメントの御礼をしておいて。

クリエイターという言葉に対する考え方が、もしかしたら他の方々と違うのかも知れないな、と少し思っていたりします。
エントリ中でも述べていますが、ワタクシはクリエイターとして挫折した経験があります。
#ま、深くは触れませんが。

何に挫折したか、というと、「0から1を作る」ことに挫折したわけです。
ワタクシにとってクリエイターの仕事とは、本当に何もないところから1を作り出す人間だと思っています。
1があるところから、10にしたり100にしたりするのは、ぶっちゃけ誰でも出来ると思うんです。
1があるのだから。
ただ、0から1は本当に難しい。
もちろん、何かを拠り所にして、0を1にするわけですが、拠り所を探すのも、自分の中に求めるのも、本当に難しいと感じていますし、今もそう思っています。
ワタクシにとって、クリエイターとは、そういうことが可能な人間なのです。
あるいは、天才と呼ばれるひとがそうなのかも知れません。

なので、ワタクシにとっては、クリエイターは、デザイナーとも、アレンジャーとも異なる存在なのです。
いずれも、なんらかの目的に対して結果を作り上げる、ということは同じかも知れませんが、特にアレンジャーは、母体があるところから、作業を開始します。
そこがクリエイターとの大きな違いである、とワタクシは考えています。

そう考えているので「目的」という1を最初に考えてしまう、というわけです。
何のために、を最初に置いておかないと、そこから先に手が動かない。
まず、ありがちな1を作る。
これをしないと、ワタクシは、何も出来ません。

まあ、いずれにせよ、だからどうだ、という話ではないんですけどね。
単に、ワタクシはそう考えている、というだけの話に過ぎません。(^^;

いずれにせよ、久しぶりに3名もの方から、しかも初めての方(でかつ高名な方)にコメントを頂き、ありがとうございました。
最近は、Twitterばかりで、やりとりをしていることが多く、久しぶりにマジメにコメントを考えました。(笑)
#松本さんのコメントには、いつも真剣に考えてコメント返しているので結構時間を掛けてますよ。(爆)

また、よろしければ、覗きに来てください。

投稿: かおりん | 2010年8月19日 (木) 20時54分

> まあ、文章もプログラムも、あんまし構えて書かないので、大層な目的とか、伝えたいこと、とか考えてないことも多いですけどね。

ここ、重要だと思いますよ。構造とか戦略とかいうと、ひどく「構えて」しまうことが多いんです。また、「構えて書け」と言ってるみたいに誤解される。そうじゃないんですよね。大層なことじゃなく、ちょっとしたことでも、文字を打ち込む前にちょっと頭を使ってみようってことなんですよね。見通しつけてから書き始めるというか。どこまで書いたらOKなのかとかですね。

> shiroさん、

なんか、私はこちらでいつも勝手なことを書かせていただいてますので(かおりんさん、すいません)、失礼なコメントを差し上げてしまったかもしれません。ブログの記事、興味深く拝見しました。

> もっと「発見の楽しさ」を強調すれば良かったかもしれません。

私はプログラミングはわからないのですが、文章を書くときに、そういう楽しみはありますよね。
若い頃、藪山の探検的な山登りが好きだったのですが、登ることの楽しみは、やっぱり発見の魅力でした。ただ、だからといって闇雲に突っ込むんじゃなく、周到に計画を立てて、参考資料はすべてあたり、地形図の等高線の襞まで読みこんで、その上で突入するんですね。そうでなければどこにたどりつくかわかりません。その上でなお、予測しない発見に驚くわけです。山から帰ってその山行の意味を考えたとき、大きいのは目的のルートをトレースしたことじゃなくて、その予期しない発見だったりします。けれどやっぱり、計画立てずに突っ込んでいいという話じゃないなと思うわけです。
文章を書いていても、そんな藪の中の発見みたいなことでワクワクすることがよくあります。それが書くことの楽しみだという面も、確かにあると思うんです。けれど、そもそも最初に頂上までのルートを計画しておかなければそんなところに踏み込みもしないわけです。そういう意味で、最初に全体を眺めて進む方向と戦略をはっきりさせておくってのは大事なのかなと思ったりもします。

また勝手なことで、失礼しました。

投稿: 松本 | 2010年8月20日 (金) 09時23分

ネットで書き散らしてるようなのは、あんまし構えて書きませんねぇ。(笑)
むしろ、質より量、的な。

ブログに関して言えば、単純に思いつきをテキトーに書いてるって感じではあります。
まあ、仕事の仕様書とかは、それなりに構えて書くわけですが。(笑)

とはいえ、仕様書は、ただユーザーにはいって渡して終わりではなく、あくまで最初の資料であり、そこからユーザーとのコミュニケーションが始まるんですけどね。
あんまし構えすぎてもダメだし、かといって、テキトーでも伝わらない。
適度に力を抜いて書かないと、ユーザー自身も構えちゃうところがあったりします。

構えて書いた文章ってのは、読み手も構えちゃうんですかね。(笑)

投稿: かおりん | 2010年8月20日 (金) 21時59分

で、話変わって、こういうのはどうでしょう?

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100819/215887/

投稿: 松本 | 2010年8月26日 (木) 09時00分

会員じゃないので一頁目しか読めませんでした。(笑)

投稿: かおりん | 2010年8月26日 (木) 10時32分

ま、実際は大した内容じゃないんですけどね。マニュアルを書いている人々は、実は文系だっていう記述がおもしろかった程度です。

投稿: 松本 | 2010年8月26日 (木) 11時18分

何を隠そう、ワタクシも文系です。(笑)
まあ、大学こそ出てませんが。(^^;

人文とか社会学科を目指しておりました。
なぜ、こんな人生に。(笑)

投稿: かおりん | 2010年8月26日 (木) 20時52分

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